「朝起きる時に腰が痛い…」
「朝の準備中に屈むのがしんどい…」
ずっと前からそんな状態で悩んでいませんか?
でも「朝だけ痛くて仕事をこなしている内に楽になってくる」そんな症状ではないですか?
当院に来院される患者さんの悩みで、
「朝起きる時に痛い!!」という方が非常に多いんです。
そしてよく質問されることが「なんで朝によく腰が痛むんですか?」ということです。
朝起きたら痛い人は夜中に何度も起きる方が大半です。
疲労も取れずに辛いですよね…。
ずっとこのままなのかな…と不安になるのも当然だと思います。
この記事では
「朝起きると腰が痛む原因」と「対処法」について紹介しますので、
不安解消に役立てて下さい。
日本で25%の方が腰痛に悩んでいる!?
約2800万人
厚労省のデータによると日本国民の約2800万人、25%の方が腰痛に悩んでいるというデータがあります。
男性の悩み第1位、
女性は肩こりに次ぐ2位ともいわれますが、
家族や大切な方、友人に聞くと必ずといっていいほど腰痛で悩んでいる人はいるのではないでしょうか?
当院に来られる患者さんでも、圧倒的に腰痛を訴える方が多いです。
まさに腰痛は「国民病」ですね。実際に当院のスタッフでも過去にギックリ腰や腰痛に悩んでいたこともあります。
腰痛の原因の〇〇%は原因不明!?
腰痛の原因は何パーセント原因不明かご存じでしょうか?
なんと…85%原因不明なんです!!
病院でMRIやCT、レントゲンを撮っても問題点がみられない、内科的疾患や重病による問題点もない。
だけど腰が痛いという人が85%ということですね。
原因がある代表的な疾患名は
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症
- すべり症、分離症
- 骨折、打撲、脱臼
- 内科的疾患(腎臓、肝臓、胃、心臓…等)
上記が代表的な疾患になります。
それでも腰痛全体の15%になるので、割合としては少ないですね。
朝腰が痛む人は必ずこれらの疾患があるのか?というとそうではありません。
これらの疾患が無くても「朝起きたら腰が痛い」という悩みを持っている方はとても多いんですね。
当院の患者さんで、この悩みから改善して
「朝起きても腰が痛くならなくなった」方たちに共通していた原因があります。
次にその原因を3つ紹介していきますね。
朝起きると腰が痛い3つの原因
- 体の循環の悪さ
- 内臓の疲労
- 寝具の悪さ
①体の循環の悪さ
まず、朝は血液循環が悪い事が考えられます。
人体のシステム上朝が最も体温が低くなる事をしっていましたか?
朝4時~6時頃が最も体温が低くなり、逆に夜4時~6時頃が最も高くなると言われています。
その為朝は体温が低く、血液循環も悪くなり、痛みが出やすい環境にあるということです。
だから朝腰がいたくなるんです。
また当院の患者さんでも、内臓機能の低下、関節、筋肉の問題があり
もともと循環が悪い体内環境がある人は起こりやすいんです。
ここが朝腰が痛い患者さんの共通状態です。
② 「内臓疲労」
「内臓疲労って何?!」と思われたかも知れませんね。
内臓も実は、筋肉疲労といったのと同じように疲労します。
簡単にいうと暴飲暴食、睡眠不足、ストレスなどで疲れるんです。
食べすぎや飲みすぎると、内臓は消化をするために勝手に頑張って働いてくれています。
内臓の中でも特に肝臓や腎臓といった重要な臓器が疲れやすいのですが、
これらの臓器が疲労すると腰や腰の上部を反射的に硬くするような体の仕組みがあります。
その状態だと、より血流が悪くなり、朝に痛みが出やすい状態になるんですね。
もっと詳しく知りたい方は…
を参考にしてくださいね。
③寝具の悪さ
枕や布団が腰痛に関連していると耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?
でも何故関連しているのか?
それは「寝返りがきちんと打てるか?」というところにあります。
〇寝返りの役割…
寝返りはいいことなんです。
人は寝返りをすることによって血行不良を防いでいます。
ずっと仰向けに寝ていると腰やおしりの血管が圧迫されて血液が滞ります。
そうすると血行不良を起こし、腰に血液や酸素が上手く行き届かないので腰に疲れがたまります。
こうなることを防ぐために人は体のシステム上適度に寝返りを打ちます。
多かったり少なかったりしても人体のシステムに何かしらの影響が出ています。
寝返りが少ない⇒寝具が柔らかい
寝返りが多い⇒寝具が固い
という可能性が高いです。
例えば…
皆さん「夜行バス」で寝た事はありますか?
夜行バスは座ったままで寝返りも打てません。
朝バスを降りた時だるそうにしたり、腰や肩を揉んでいる人が多いですよね?
寝返りが出来ないと疲労は取れにくいです。
こういう状況になると朝の腰痛に繋がります。
そのため寝具は非常に大切。どうしたら良いかは後で紹介しますね。
この上記①~③が、朝起きたら腰が痛い原因になります。
また、当院の患者さんでこの悩みがある方達に共通する原因でもあるんですね。
それでは、その対処方法について①~③に沿ってお伝えしていきます。
その原因の対処方法は
①循環の問題は、治療をオススメします。
「朝体温が下がる」ということはお伝えしましたが、
当然腰が冷えないように腹巻や、肌着、室温などを工夫することはとても大切です。
しかし、そもそも身体の機能が低下している状況で血液循環が悪いと、
これだけでは対処しきれないことがほとんどなんですね。
当院でも共通して身体の機能が低下して循環が悪い方におこっていますが、
「内臓・関節・筋肉・神経伝達・気の流れ」を調整して血液循環が良い身体の状態にしておくことが大事です。
この問題を調整して身体の土台を安定させて、血液循環を良くするということを当院では重要視しています。
その結果、夜間の冷え対策の効果もでてくるんですね。
そのため、お近くの治療院で身体をチェックしてもらうことをオススメします。
②寝具の問題は、すぐにでも行いましょう。
寝具の環境、問題は「寝返りを打てるかどうか」が大事だとお伝えしました。
- マクラは、沈む柔らかいもの、高さが高すぎるものは避けて、幅広である程度硬さがあるものを選びましょう。
マクラが柔らかくて沈むものは気持ち良いですよね?
もしそのようなマクラを使っていたらすぐに変えることをオススメします。
なぜかというと
「寝返りをしにくい」からです。
寝返りの際は頭を支点に打つので、硬さがあるものの方が楽に行えるのが理由ですね。
- マットレスは広めである程度硬さがあって寝心地の良いものを選びましょう。
マットレスもマクラ同様、柔らかくて沈むものは寝返りを打ちにくくします。
広めのマットレスを選び、硬めでも寝た感じが良いものを選ばれると良いですね。
ソファベッドなどは柔らかいので避けるようにしましょう。
- スペースを確保する
朝腰が痛い人は、寝返りが少ないことも特徴です。
患者さんの中でも、猫と寝ている、子供と寝ている方がいるのですが、気になって寝返りを打てていない方が多いんですね。
そのため、なるべく動物や子供さんと寝ることは避けて十分な寝返りできるスペースを作っておいてください。
それだけでも腰の痛みが楽になった人もいます。
また、ソファなどで寝ることも必ず避けるようにしてくださいね。
③内臓の疲労を減らすには
内臓の疲労を減らすには生活習慣が大事になってきます。
- 睡眠時間を7時間前後確保する。今より30分でも増やす。
- 甘い物、塩辛いもの、脂物を避ける。腹八分を意識する。
- 飲み物を水に変える。
- ストレスを溜めない
などなど、こういったことで内臓疲労を減らすことが出来ますので今すぐ行動しましょう。
これを続けることで、朝腰が痛くなるリスクがグンと減りますよ。
この①~③の対策を全て行うことが理想的です。
難しかったら1つでも2つでも実行してみてください。
当院の患者さんに指導していくことは基本的にこの3つになりますが、
しっかり行動してくれる方は朝起きたら腰が痛いという悩みから解放されて、
不安なく朝を迎えられています。
おわりに
「朝起きると腰が痛む原因」と「その対処方法」について紹介してきましたがいかがでしたか?
朝起きると腰が痛いのには、当院の患者さんの症例から共通した3つの原因があります。
この原因を対処していくことで、「朝起きると腰が痛い」という不安から解消されていきますので、
この記事を通してその手助けの第一歩となれば嬉しいです。
みらい整骨院新町院
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