年齢によってはめまい症の原因やめまい症の発症率が違う場合があります。
特にお年寄りのめまい症は多くなってきます。
最近めまい症が多くなっていませんか?
そこで今回は「お年寄りのめまい症」について書いていきますので参考にしてくださいね。
めまいとは…
めまいを訴える人の数は、
厚生省の国民生活基礎調査によると、約240万人にものぼっています。
体のバランスを保つ機能に障害が生じ、
「地球が回ってる」「ふわふわ」「谷底に引き込まれる」などを感じます。
一般的には内耳や前庭神経、あるいは脳などに異常がある場合が多いです。
お年寄りに多いめまい…
お年寄りはめまいを起こしやすくなります。
その理由は
- 平衡感覚が衰える➡平衡感覚をうまく処理できずめまいを起こします。
- 血圧調節が衰える➡脳に酸素や栄養が送れなくなる。
- 病気を抱えている➡高血圧、糖尿病、動脈硬化症等の病気に対しての薬の服用でめまいを起こすことがあります。
という3つの事が関係しています。
お年寄りのめまいのは原因が明らかでない事が多いです。
よって診断が難しいのがお年寄りのめまいです。
原因は「脳に上手く血が回らない」事が多い
お年寄りのめまいの原因は複数あり、
- 起立性低血圧
- 椎骨脳底動脈循環不全
- 脳梗塞、脳出血
- 脱水
の4つです。
その中でも最も多いと考えられるのは起立性低血圧と考えられます。
起立性低血圧によるめまいとは…
めまいを感じるのは脳の頭頂葉第22野周囲という部分です。
そこは脳に血液を送っている前大脳動脈と中大脳動脈の境にあり
ここは脳の中でも心臓から最も遠い場所なので
血圧が下がり血液循環低下すると ➡ めまい
その原因としては…
①血液が脚に溜まる
➡本来立ち上がるとノルエピネフリンというぶしっつが放出されて、
足の血管を収縮させ脚に溜まるのを防いでいます。
その反応が衰えると脳に血が行かずに
先述した「頭頂葉」の血行不全になり➡めまいになります。
【対策】足踏みをする。弾性ストッキングをはく。
②パーキンソン病
パーキンソン病では血管の収縮を調節する交感神経の働きが弱くなるため、
立ち上がると血液が脚の方へ流れてしまいます。その結果、脳の血液循環量が減少して、血圧の低下がおこります。
この場合には血圧を上げるクスリを使います。
③脱水
暑さによる脱水からおきるめまい
暑さのために汗をかくと体の水分が失われ、脱水状態になります。同時に血液の粘りけが増してきます。
この結果血流がとどこおり、めまいをおこします。
とくにお年寄りはのどの渇きを感じる感覚が鈍くなるので、脱水が生じやすく、周囲の人はいつも注意している必要があります。
脱水を防ぐためにはこまめにお茶などを飲み、入浴や就寝前にもコップに1杯の水を飲みたいものです。
夜間にトイレに行くのをいやがって水分補給をひかえることもありますが、
脱水をおこしやすく、好ましくはありません。
④薬剤によるもの
➡薬の服用による起立性低血圧も多いものです。
特に血圧を下げる降圧剤、利尿薬、狭心症の治療に使うニトログリセリン、向精神薬などです。
では、対策法は?
先述したものに当てはまる方であれば、
①弾性ストッキングをはく
②足踏みをする
③水を飲む(コーヒー等カフェイン入りは避けましょう)
④医療機関に相談しましょう。
※体がきつくなるのであればすぐに中止しましょう。
実は危険…!?
軽いめまいでも実は危険です。
もしかすると病気が隠れているかもしれません。
過去のブログ
を参考にしてくださいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
年齢を重ねていくにつれ体の回復力も低下する傾向にあり、
薬の服用も多くなり副作用があることも。
軽いめまいでも体にとっては非常に辛いことです。
少しでも不調を感じたらお近くの医療機関又は信頼できる整骨院の先生に相談してみてくださいね。
皆さんが不調に悩まず健康な生活を送れるよう願っております…
みらい整骨院新町院