「耳鳴りが酷くて眠れない…」「病院に行っても薬を出されるだけ…」
ましてや色々な病院で「原因不明と言われた…」なんて方が多いのでは?
そうなると「このまま一生治らないのでは?」と不安にかられますよね。当然です。
でも原因はあります!!原因があるから症状があるんです。なのに原因不明ってなんだかおかしいですよね。
耳鳴りの事を理解することでまずは良くなるための一歩が始まります。
この記事では「耳鳴りの原因」について書きますので、参考にしてくださいね。
耳鳴りとは…
「キーン」「ザー」「ジー」等聞こえてきます。
あまり知られてないですが、耳鳴りは誰でも聞こえています。
音のない場所で耳を澄まして見て下さい…小さい音が鳴っていませんでしたか?
健康の有無に関わらず耳鳴りは聞こえます。
しかし突然耳鳴りが「キーン」「ザー」と鳴りはじめて止まらなくなってしまう。
結果不眠になったり、肩こり、首コリ、イライラしたりしてしまいます。
酷い人では周囲に聞こえるくらい耳鳴りがなっている方も…
非常に辛いです。
原因
原因は原因でも
①耳鳴りを感じやすくなっている原因
②長引いてしまう原因
の二つがあります。
詳しく解説していきますね。
①耳鳴りを感じやすくなっている原因
大きく分けて以下の3つが原因と考えられます。
- 自律神経の異常
- 頭蓋骨の歪み
- 首のこり
自律神経の異常
脳や耳の中に異常が無い耳鳴りはストレス性の耳鳴りと考えられます。
心因性の耳鳴りの原因は日常生活の環境や感情の問題・ストレス・疲労etcにより自律神経が乱れ交感神経が緊張することで、全身の体液(血液・リンパ液)の循環が悪くなり、耳の中にある蝸牛と呼ばれる器官のリンパや血液の循環が滞ってしまうので、蝸牛の中で音を感じるセンサーの役割をする有毛細胞に充分に酸素や栄養がいきわたらず老廃物が蓄積していった結果、耳鳴りが発生すると考えられています。
頭蓋骨の歪み
頭蓋骨の中でも「側頭骨」という骨が歪むと耳鳴りが起こることが多いです。
耳の穴がありますよね?そこを囲んでいるのが側頭骨です。
ですので、
・側頭骨(耳の穴)が歪む
↓
・耳の中の機能が低下する
↓
・音が必要以上に感じてしまう。
↓
・耳鳴りを感じやす体になる
という風になります。
首のこり
自律神経が乱れている多くの方は首のこりがあらわれます。
ストレス性の耳鳴りは交感神経の緊張が原因なので首のこりが特徴的な症状として併発します。
ですのでこの「首のこり」も一つの要因と言えるでしょう。
以上が「感じやすくなっている原因」です。
②長引いてしまっている原因
その原因…実は脳が耳鳴りを学習している!?
耳鳴りが発生するキッカケとして上記のように
大まかに3つに分けることが出来ます。
しかし、耳鳴りでお悩みの方が問題にしているのは、その先ではないでしょうか。
つまり、「長びいて困っている」ということ。
脳が学習してしまう訳
耳鳴りを改善していく過程で
この耳鳴り何とか消えて欲しい、無くなって欲しいと願う反面、
常に耳鳴りを「確認する自分」がいたりすることってないでしょうか。
聞きたくないから聞かなければ良いはずなのに、
わざわざ自分で耳を澄ませて音の存在を確認し
「あ~、、鳴っている」と落胆するわけです。何年も悩んでいる方はこうなっている方が多いように思います。
大きめに鳴っていて、それが常時鳴り続けているという人の場合も、
「聞こうとするもなにも、それは普通に鳴り響いているから聞こえてくるんだ」
という方もいると思います。
しかし、
何かに没頭していたり、物凄く集中しているときって、音の存在を忘れて作業していることも、経験はありませんか?
耳鳴りを気にしていない時間は必ずあるはずです。
しかし「確認する自分」が確認してしまう事で脳が学習してしまいます。
時間と共に「鳴っていることが当たり前」という条件付けを設定してしまい、
過剰な反応を構築し、
そしてまたその存在に悩むという、悪循環を繰り返していくようになります。
以上が「長引いてしまっている原因」です。
以上2つの原因をとってあげることで耳鳴りは徐々に改善していきます。
まとめて分かりやすく書きますね。
原因のまとめ
①②の原因の関連をここでもう一度振り返ってみましょう。
1、最初のキッカケ
自律神経、首のこり、頭蓋骨の歪み
↓↓↓↓↓↓↓
2、緊張
影響を受けた心身は緊張する。
↓↓↓↓↓↓↓
3、発症
体の緊張、歪み等に耐えられなくなった体は悲鳴を上げて耳鳴りとして出てくる。
↓↓↓↓↓↓↓
4、マイナス思考になる
症状の存在に不安・心配・焦り・怒り・イライラでマイナス思考になり、さらに緊張の材料となる。
↓↓↓↓↓↓↓
5、脳が学習
「確認してしまう自分」がいることにより、脳が過剰に反応してしまい「鳴っていて当たり前」と脳が学習してしまう。
↓↓↓↓↓↓↓
6、新たな緊張を生む
新たにマイナスの感情が生まれて上の1に戻り悪循環のサイクルになる。
という事になり中々改善しない耳鳴りになってしまいます。
おわりに
「耳鳴りの原因」について書きましたが、耳鳴りの原因はあるとご理解いただけたでしょうか?
どんな症状でもまずは自分の体の事を知る事が非常に大切です。
この記事を通して、あなたの耳鳴りが少しでも楽になる方向に向かうことになれば嬉しいです。
みらい整骨院新町院 安部将太