女性は冷えに悩まれている方が多いのではないでしょうか?
冷えてくると生理症状が辛くなったりもします。
冷えがもたらす不調としては
- 体のだるさ
- 食欲の低下
- 体力の低下
- 風邪を引きやすい
- 貧血になりやすい
- 生理不順や不調がある…etc
人の体は冷えに対して敏感に反応します。
女性に多い悩みは、冷えが原因で起こりやすいものなのです。
その中でも当院の患者様でお悩みが多いのが生理の症状。
過去のブログ
で生理の症状は子宮の冷えが大敵で「生理痛を引き起こす3つの要因」をお伝えしましたが
今回は「子宮をポカポカにする3つの習慣」をご紹介したいと思います。
少しでも辛い生理症状を緩和するためにも参考にしてみてくださいね。
子宮とは
まず子宮とは具体的に何なのでしょうか?
- 受精卵を受け入れる準備をする
- 胎児を育てる
子宮に関してよくある◯◯とは…!?
知らない人が実は多いのですが、
子宮で卵子が作られたり女性ホルモンが分泌されているわけではなく、
子宮は受精卵を着床し胎児を育てるための器官です。
子宮の外側は子宮筋層という筋肉でできており、
その内側は、子宮内膜という粘膜で覆われています。
この子宮内膜は月経周期にともなって、【増殖】、【剥離】を繰り返し、
剥離すると月経血として腟から排出されます。
また、妊娠が成立したときには、受精卵を育むベッドの役割を果たします。
なぜ?子宮が「冷える」と痛いのか
では、なぜ冷えると痛くなるのでしょうか。
「プロスタグランジン」というものが関連しています。
赤ちゃんのベッドになるはずだった「子宮内膜」は、ポカポカした血液の宝庫です。
しかし妊娠していない事が分かると外へ子宮内膜を排出します。
その時にプロスタグランジンが出てきます。
上手く子宮内膜を排出するために、
子宮内の血管を広げて「炎症」させて子宮筋を「収縮」させます。
しかし冷えて血流が滞るとこの働きが上手くいきません。
そうなると子宮内膜を絞り出そうとして「プロスタグランジン」を過剰に出してしまいます。
すると炎症や収縮が強くなりすぎて痛みとして出現します。
これが生理痛の仕組みです。
子宮をポカポカに温める3つの習慣
- 温めすぎるのも悪い
- 軽い運動をする
- 呼吸で子宮をマッサージする
1:温めれば温めるほど体を冷やしている!?
え!?なんで!?
そう思った方も多いでしょう。
半身浴、湯たんぽなど、体を温めても冷え性を改善できなくて悩んでいる方。
ご自身で努力されていることは素晴らしいことです!!
ですが、なかなか改善していかなくて悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
靴下の重ね履き、上着をたくさん羽織る、カイロ…
けれど、
温めれば温めるほど、体が冷えやすくなる可能性があることを知っていますか?
命の危険を守るために…
体は命の危険を守るために、
体が温かくなると冷まそうとして、体が冷えると温めようとする働きがあります。
汗をかいて熱を外に逃がしたり、体を震わせて熱をつくったりと、
体は本来自分で体温を調節する機能を持っているのです。
たしかに半身浴をしている時は温かいのですが、体が熱くなることで、
お風呂から上がると体はあなたの事を冷まそうとして、一気に冷えていきます。
人間以外の動物は、半身浴や靴下の重ねばきなんてしていませんよね。
もしかしたら、冷え性を作っているのは、私たちの「温めすぎ」もあるのかもしれません。
毎日2時間以上半身浴をしている人や、ストーブの前で固まっている人は、
体をあまり動かすことがないので、体が衰え、冷え性を進行させてしまうことがあります。
少しでも多く動くことで、自ら熱を生産する力を付けることも大切です。
温めすぎも悪いと理解しておいてくださいね。
習慣2:運動をする
簡単なウォーキングをしていきましょう。
運動をすると、毛細血管が増えていく
私たちは、血液に「熱」をのせて、体中を温めています。
心臓だけでその熱を手足の末端まで送りとどけるのにはちょっと限界がありますよね。
そこで関与しているのが、「筋肉」です。
じつは体温の40%は、筋肉を動かすことで全身へと送り届けているのです。
また筋肉を動かして熱を産生しています。
そこで運動をしましょう。
運動をすると、勢いのある血流が刺激となり、毛細血管がどんどん増えていくのです。
毛細血管が増えると常に手足まで血が届くようになり、熱を生産する力がついてきます。
ポイント┃激しい運動よりも、リラックスできる、ウォーキングの方がおすすめです。
ゆっくり呼吸しながら歩くことで、体がリラックスして血管が広がるので、さらに血流がよくなります。
激しい運動は、血液をドロドロにしてしまうことがあります。
できるだけゆっくりとした運動を取り入れてみてください。
習慣3:子宮を呼吸で動かす
呼吸は意識してゆっくり深く。
普段何気なくしている呼吸ですが、じつは体にいくつものご褒美を与えてくれています。
- 呼吸にあわせて、子宮がマッサージされる
- 血流がよくなって、子宮がポカポカと暖かくなる
- 体がリラックスして、子宮も柔らかくなる
しかし、
最近では猫背になっていたり、
ストレスで体に力が入ってしまい、
呼吸が浅くなっている人がたくさんいます。
1日5分だけでもいいので、意識してゆっくりと深い呼吸をすることで、
子宮の健康を整えることができます。
- 椅子に座って、うなだれたように背中を丸めて、ダラーんとリラックスします
- 鼻からゆっくり息を吸っていくと、体の中に空気が入ったように、体が起き上がります
- 今度は口からゆっくりと息を吐きます。風船がしぼむように、背中が丸まります。
- 1〜3を10回繰り返す
息を吸っているときは、体が緊張し、
吐いているときはリラックスしています。
呼吸による、体の働きの違いは、子宮の伸縮にも関係しています。
毎日、深い呼吸を取り入れて、子宮にたくさんご褒美をあげましょう。
まずはできる範囲から行っていきましょう!!
生理痛が起こる様々な原因
もちろん生理痛は冷えだけではありません。
様々な原因がありますので詳しくは動画を見てみてくださいね。
まとめ
- 温めすぎるのも悪い
- 軽い運動をする
- 呼吸で子宮をマッサージする
以上の3つの習慣を意識して、
出来ることからチャレンジしていきましょう!!
おわりに
今から出来る簡単な方法を中心にお伝えしましたが、いかがでしたか?
生理痛を良くしていきたければ「温かい体」を目指す事が必要です。
そんな体を作っていけば生理痛だけではなく、
その他の不調も緩和されていき今よりも楽な体を手に入れられるかもしれません。
無理せず1つずつでいいので見直していきましょうね。
みなさんが不調に悩まず健康な生活を送れるよう願っております。
みらい整骨院新町院