不眠と食事には大きな関連があります。
食事の内容に気を配ると
グッと眠りやすくなったり、
朝の目覚めが良かったりします。
そこで今回は「不眠になる食べ物」を書いていきますので参考にしてください。
不眠症とは…
睡眠の質が悪く、十分に眠った感じがしない等の症状が続き
そのせいで日中の眠気や、体調不良、その他不快な症状が出る状態を指します。
日本では約5人に1人がこの不眠症で悩んでいるとされています。
子供には稀ですが、20~30代に始まり加齢と共に増加していきます。
また、男性より女性に多いと言われています。
眠れないのは「消化に時間がかかる食べ物」
基本的に、人間の眠気は「体温が下がるタイミング」に合わせてやってきます。
そのため、就寝時間が近づいたら体温を上げないように気をつけるのが安眠の基本原則です。
体温を上げてしまう原因に食事も入っています。
胃の中に食べ物がたくさん残っていると、
胃の消化活動が活発になるため体温が下がりにくくなるのです。
つまり、胃の中に滞留しやすい食べ物は、睡眠をさまたげる食べ物ということです。
代表的なのは天ぷらなどの「揚げ物」で、
胃の中に停滞する時間は4時間以上と言われています(食べた量にもよります)。
また、ステーキや焼き肉など、タンパク質&脂質がメインの食事も消化されるまでに時間がかかります。
● 胃内停滞時間の目安(100gあたり)
果物 | 1時間~1時間半 |
野菜 | 2時間~2時間半 |
麺類 | 2時間半 |
ご飯やパン | 2時間半~3時間 |
焼き魚 | 3時間 |
揚げ物 | 4時間 |
ステーキ | 4時間 |
ほとんどの食べ物は2~3時間くらいで消化されますが、それは単独で食べた場合です。
複数のものを一緒に食べれば、消化にはさらに時間がかかります。
完全に食べ物が消化されるまで待つ必要はありません。
しかし、就寝時刻の2時間前(できれば3時間前)には食事を終わらせておくのが無難だと思います。
少なくとも、食事をした直後は睡眠に適した状態とは言えません。
また、胃の中にたくさん食べ物が残ったままだと、寝つくことはできたとしても眠りが浅くなります。
眠りが浅くなれば、睡眠本来の役割(脳と身体の休息)を果たせなくなり、
「たくさん眠ったはずなのに疲れがとれない」
という症状につながる可能性も出てきます。
なお、辛いものや温かいものを夕食に食べると、
その日はぐっすり眠れるようになるという話があります。
こういった食べ物は体温を上げる作用が強いので、一度上がった体温が下降するときに大きな落差が生まれます。
そして、その落差のため心地よく眠りに入っていけます。
(※ もちろん寝る直前に食べると逆効果になります)
おわりに
食べる物も大切ですが、
食べる「時間」も非常に大切です。
少し「時間」を意識してみませんか?
みなさんが不調に悩まず健康な生活を送れるように願っております。
みらい整骨院新町院