私はヘルニアなの?ただの腰痛?
「腰痛がひどすぎる…」
「痺れてきてどうしたら良いのかわからない…」
「感覚がおかしいんだけど…」
そんな事で不安ではありませんか?
ヘルニアは腰痛も痺れもあり辛いですよね。
そこで今回は
- 私の症状はヘルニアなの?
- ヘルニアと座骨神経痛の違いは?
- ぎっくり腰との関連性
- ヘルニアの治療はどんな事をされるの?
- 内臓に負担が掛かっているのかも!?
私の症状はヘルニアなの?
すでに医療機関を受診して診断されている方は別ですが
まだ受診していない方は本当にヘルニアの症状か判断に困りますよね。
今からヘルニアの症状について書いていきますのでチェックをつけて参考にしてください。
※チェックの有無でヘルニアの有無が決まるわけではありませんのでご注意を。
- 腰痛
- 足のしびれ
- 感覚がおかしい
- 足が冷たい感じがする
- 筋力の低下
- 排尿障害
ヘルニアと坐骨神経の違いは?
このような質問は結構多いです。
ここで説明させて頂きますね。
ヘルニアと坐骨神経痛はほとんど同じ
ほとんど同じなのです。
そもそも
「坐骨神経痛」は症状の名前です。
「ヘルニア」は病気の名前なのです。
「ヘルニア等の病気があるので座骨神経痛が症状として出ている」という事です。
腰の骨のどこかで神経を圧迫している可能性が非常に高いです。
その圧迫の仕方は…
- ①腰椎椎間板ヘルニア
- ②脊柱管狭窄症
- ③腰椎分離すべり症
の三つの病名が代表的です。
何となくご理解いただけたでしょうか?
ヘルニアとぎっくり腰は関連があるの?
次に多いのがこの質問ですね。
大半が無関係です。
「ヘルニアと腰痛は関係があるでしょ!!」
「原因はヘルニアって言われたんですけど…」
そう思う方もたくさんいるのではないでしょうか?
「腰の骨が変形しているから」
「椎間板が飛び出ているから」
という原因を耳にしたこともあると思います。
確かにその原因の事もあります。
しかし外国で面白い調査結果がありました。
腰痛のない健康な人を対象に腰の検査をすると画像では…
ヘルニアの状態になっている人の割合が75%もいたそうです。
これを受けてその調査結果の結論は…
「腰痛と椎間板変性に関連はなく、
ヘルニアだから腰が痛いというのは間違い」
ということでした。
骨に原因があると言われる腰痛に共通している事実ですが、
筋肉が硬直した結果、筋肉が骨を引っ張ることで変形が起きているだけなのです。
ですので、
ヘルニアとぎっくり腰は無関係の場合が多いのです。
ヘルニアの治療について
ここまでヘルニアとほかの腰痛との関連性について話しましたが
これからは治療法についてお伝えしていきますね。
保存療法
保存的療法とは、手術でヘルニアを摘出し根本治療を行うのではなく、症状に対する対症療法です。
主に3つあります。
- 鎮痛消炎剤を始めとする内服薬
- 神経ブロック
- 理学療法(牽引や温熱療法)
手術療法
まずは保存療法で治療を開始しますが、
- 効果が無い場合や
- 足に力が入りにくい等の麻痺の状態が進む場合
- 排尿障害が見られる場合
等は手術が適応される場合があります。
ヘルニアの場合の注意する所見です。
手術は原則全身麻酔で行われ患部の腰椎を中心に4~5㎝皮膚を切ります。
時間は60~90分前後だと言われております。
術後3か月程コルセットを装着し、リハビリを始めます。
簡単なデスクワークであれば1か月もすれば再開することが出来ます。
最近では内視鏡下でのヘルニア摘出手術例も多くなってきており、低侵襲化(身体への負担を減らすこと)が進んでいます。
これにより入院期間や就労再開までの期間が短縮できるなど、メリットも大きいです。
ただし、すべての腰椎椎間板ヘルニアに適応があるわけではないため、事前に手術医との相談が必要です。
また、いずれの手術とも神経を圧迫しているヘルニア塊を切除・摘出するのみで、すでにヘルニアを起こしてしまったような傷んだ椎間板を若返らせるものではありません。ですから、手術後早期に急激な負荷をかけてしまったり、正しい方法での体幹強化をある程度継続して行っていかなかったりすると、一定の 割合で再発してしまうこと(Mindsによれば5年後の再発率は4~15%)も知られています。
「手術…」そう不安になったあなた。大丈夫です!!
- ヘルニアは放っておいたら治ることも!?
- 整体でも良くなっていきます!!
※専門家の指示は必ず聞いて最善の方法を取ってください。
①ヘルニアは放っておいたら良くなっていくかも!?
一度出たヘルニアは自然に引っ込むことはないと考えられていました。
ところが「自然に引っ込み治ることもある」というケースも見られると研究結果が出ています。
つまり、ヘルニアは一生続くものではなく、自然と良くなるケースもあるということです。
理由は「白血球がヘルニアを食べるのです!!」
また手術の有無に関する調査結果もあります。
1年後では手術を受けたほうが状態はよかったのですが、4年も経つとほとんど違いがみられなかったというのです。
さらに、飛び出たヘルニアがそのまま小さくならず残っていても、症状が全くなく生活している人がたくさんいることもMRI検査でわかってきました。
この結果からも、椎間板ヘルニアの症状は数年で自然に治る可能性があると考えてよいでしょう。
ただ、4年も待てないだろ!!
そう思われる方も多いのではないでしょうか?
実はヘルニアの症状は・・・・
②整体でも良くなっていきます。
ヘルニアは整体でも良くなるって知っていましたか?
当院では骨格筋肉はもちろん内臓や自律神経等トータルでお身体を見ていきます。
「え?内臓?自律神経?」と思われた方。
そこに原因があることが結構多いのです。
腰が痛くて腰に原因がある事は少ない。
思わぬ所に原因は隠れていて
そこを調整してあげれば問題なく良くなっていっている方が多いです。
まだ整体を試されていない方は一度試してみては?
少し希望が見えてくるかもしれませんよ。
注意!!
まだ病院を受診しておらず診断されていない方で
寝ても覚めても腰が痛い方は
何か病気が潜んでいるかもしれません。
おわりに
皆さんいかがでしたか?
ヘルニアは本当に辛い症状です。
我慢せずにお近くの医療機関へ受診して早めの対処を心がけてくださいね。
皆様が不調に悩まず健康な生活を送れるよう願っております。
みらい整骨院新町院