その症状…
本当にPMS(月経前症候群)の症状ですか?
原因不明の体調不良。家事や仕事がうまくいかない。
「何かの病気なのかな?」と不安に思っていませんか?
もし、あなたの症状が「月経前」に現れているのならば、それは、PMS(月経前症候群)かもしれません。
この記事では、PMSの主な症状、なぜその症状は起こるのかをお伝えしていきます。
まずはその苦しい症状がPMSなのか、一緒に確認していきましょう。
不調がPMSかを確認する3つのチェックポイント
まずは、PMSであるかを見分ける3つのポイントから、あなたの不安を解消していきましょう。
- 月経の有無
- PMSの現れる時期
- PMSが消失する時期
一つずつ解説していきますね。
1.月経の有無
毎月、月経は来ていますか?
自分の月経周期を把握していますか?
PMS(月経前症候群)という名のとおり、症状は、「排卵後から月経開始までの期間」に現れます。
そのため、閉経後や、初経が来ていない方にはPMSは現れません。
2.PMSの現れる時期
PMSの時期は、月経や排卵の周期により、個人差はありますが、必ず言えることは「排卵後から月経開始までの期間」です。
あなたの不調は、いつも月経前に現れていますか?
日本産科婦人科学会では「月経前3~10日」というように定義していますが、
PMSが現れる時期が必ず「月経前3~10日」とは限りません。
長い人は「10~14日前」から始まる人もいれば、3日前に少しだけ症状が出るだけの人もいます。
3.PMSが消失する時期
あなたの不調は、消えることはありますか?
どのような時期に消えていますか?
PMSの症状は「月経開始とともに軽快ないし消失するもの」です。
もし、月経中に強い症状が現れる、年中調子が悪いという場合はPMSではなく、
月経周期に伴う別の病気である場合があります。
「女性の病気」には注意!!
気をつけなければならない点があります。
月経周期に伴い症状が出ていても、PMSでない病気である場合です。
PMSと似た症状で、PMSと異なる病気は主に3つあります。
区別がつきにくいものもあるため、
不安な場合は、一度産婦人科で診察を受けてみることをおすすめします。
- 月経困難症
- 月経前不快気分障害(PMDD)
- 更年期障害
一つずつ解説していきます。
月経困難症
吐き気、腰痛、腹痛が月経中にあらわれ、ひどい場合は寝込んでしまい仕事家事などの社会生活が困難になります。
PMSと異なる点は発症時期。
先述したようにPMSは月経前に症状が現れますが、
月経困難症は月経中に重い症状が現れます。
月経前不快気分障害(PMDD)
やる気の消失、重度の抑うつ状態、絶望感のような心の不調が主症状です。
月経がある約5%の方に見られる症状です。
PMSと異なる点は…「気分の悪化が著しく、日常生活が全く送れない程深刻」という事です。
更年期障害
体のほてり、大量の汗、倦怠感、むくみ、イライラ、抑うつ等が主症状です。
45~55歳ごろの女性に見られます。
PMSと異なる点は…発症時期。
月経前以外にも常にPMSに似た症状が継続的に発症する場合は、更年期障害の可能性が高いです。
まとめ
不調が本当にPMSなのかを確認する3つのチェックポイント
- PMS発症の時期は、月経前であり月経開始とともに減退する
- PMSの時期に現れる体の不調と心の不調
- PMSと間違えやすい「女性の病気」
この三つはしっかりと確認しておきましょうね。
おわりに
皆さんのお身体はいかがでしたでしょうか?
非常に辛い症状ですがPMSの症状の一つ一つは体からのメッセージです。
しっかりと聞き取ってあげましょう。
PMSの症状は自身の身体や心が作り出しているものである為自分次第で改善することもできます。
この記事を通して皆様の健康の一助になればなと思っております。
みらい整骨院新町院