顎関節症の原因…知っていますか!?
顎が突然カクカク、ミシミシ、ジャリジャリ…
そこから放っておいたら何となく顎が痛くなって…
あら?痛い!!肩こりも出てきて、腰痛も出てきた。
さらには眠りも浅くなってきた…
その症状顎関節症からきているかもしれませんよ?
そこで今回は
意外と知られていない顎関節症についての
「症状」と「原因」について書きますので参考にしてください。
顎関節症とは?
顎関節症とは簡単に言うと
顎周辺に何らかの違和感、異常がある慢性的な疾患です。
原因も症状もいくつかありますが、まとめて顎関節症といいます。
女性の方が多い!?
ここ十数年で15倍に増加したといわれており、
20~30代の女性に多く、男性の2~3倍だそうです。
患部を安静にする、問題のある生活習慣を改善する、
薬を服用するといった治療で80%の人は良くなっているともいわれております。
「顎関節症はそんなに辛くない」というイメージがありますが、そんなことはありません。
重症になると手術が必要になったり、
症状もめまいや痛みなど全身に及び精神的にも影響を受けるなど日常生活にも支障をきたすほど苦しむ患者さんもいます。
ですので、少し違和感がある方は重症になる前に対策を取られる方がいいと思います。
あなたはどの症状ですか?
顎関節症でも様々な症状があり、全身に波及していくため
かならずしも顎に症状が出るわけではありません。
あなたはどういう症状が出ていますか?
代表的な症状
- 顎が痛む
- 口が大きく開けれない(開口障害)
- 顎を動かすと音がする(関節雑音)
- 口を完全に閉じれない
以上が顎関節症の代表的な症状ですがこれが進行し重症化すると
下記のような全身症状を発症する場合が多いです。
全身に不調が波及してしまう!?
- 肩こり、首こり
- 頭痛
- 腰痛
- 耳の痛み、耳鳴り、難聴等の耳の不具合
- 目の疲れ、充血
- 歯の痛み、味覚異常、口の乾燥
- 四肢のしびれ
- 自律神経の乱れ
- 三叉神経などの異常
- 脳幹機能低下 等…
「意外!!」と思った方も多いのではないでしょうか?
顎は頭や脳に近い場所なので様々なしびれや思わぬ不調に繋がっていることもあります。
顎関節症と間違いやすい病気とは!?
また、様々な症状があるだけに似ている病気もたくさんありますので注意が必要です。
- 三叉神経痛
- 歯や歯周、舌等の病気
- 耳、鼻、喉の病気
- 慢性頭痛
- 脳腫瘍、脳内出血
- リウマチ、甲状腺機能亢進症
- その他…
以上ですが
あなたはどのような症状があてはありますか?
顎周辺に痛みがあっても顎関節症とは限りません。
よく似た病気もたくさんありますので、
自分で判断せず必ず医療機関を受診するか、信頼のおける整骨院の先生に相談してみましょう。
では、原因は?
これまで長く症状を書いてきましたが、
では、原因は何なのでしょうか?
よく言われている「噛み合わせ」だけではありません。
- ブラキシズム
- ストレス
- 偏咀嚼
- 顎に負担のかかる習慣
- 歯の治療や外力が加わる
1つずつ説明していきますね。
①ブラキシズム
「くいしばり」「歯ぎしり」「歯をカチカチ鳴らす」等のことをブラキシズムといい、
筋肉の過度の緊張で負担を与えるます。これは最も大きな原因と言われています。
「これは違うな」と思った方。
仕事で集中すると無意識に食いしばっていませんか?
無意識に顎が頑張ってしまっているかもしれませんね。
②ストレス
ストレスは精神的に緊張する状態になるので筋肉を緊張させてしまい
上記のブラキシズムに影響します。
③偏咀嚼
片噛みのことです。
片側の顎の筋肉に負担が掛かり顎をゆがませてしまい原因の一つです。
④顎に負担をかける習慣
頬杖を突く癖、うつ伏せ、猫背の姿勢など
⑤歯の治療などで大きく口を開けた、顎を強く打って顎関節や人体を損傷した等
これらが代表的な原因で
このような生活習慣や歪み、筋肉の緊張があることで
ある日突然顎関節症になってしまうのです。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
おわりに
原因と症状について書きましたがいかがでしたでしょうか?
顎の悩みと言っても顎だけでなく
全身と繋がってますので、全身に波及していきます。
少しでも違和感がある方、症状が日に日に増している方は早めの治療をお勧めします。
皆さんが不調に悩まず健康な生活を送れるよう願っております…
みらい整骨院新町院